生産現場において、ワークを一定間隔で、設備に供給するといった工程では、物によっては、ワークを一旦リールに巻き取って供給するという選択肢は、生産性を向上させるのに都合が良い場合がある。つまりそれまでの何工程かを省略出来る可能性があるからだ。
ただ、いきなり量産と言う訳にはいかない。リールの試作を経て、仕様が決まったとしても、取り敢えず、少量をラインで流してみて、経過を見てみたい事も有る。となれば、量産と試作の間、つまり100個から200個位までの、リールを作ってもらいたい、という要望は結構ある。
勿論、パイロット生産の結果がOKであれば、量産も出来る。
というわけで、大庫洋紙ではこの中間の需要を満たすべく、多種多様なリールを開発してきた。
金属端子巻取用の紙リール(ワンウエイ用途でコストが安い)、機能性プラスティック
フィルムの巻取用のプラリール(発塵が無いので、クリーン環境で使える)等々。
顧客独自の要求を満たしつつ、迅速なリールの開発に努めている。